映画「裏切りのサーカス」を観る前に!

裏切りのサーカス コレクターズ・エディション [Blu-ray]

裏切りのサーカス コレクターズ・エディション [Blu-ray]

お薦め度:★★★★★(5.0)

 

去年公開された映画になりますが「裏切りのサーカス」観終わりました。    久々に自分好みの映画に巡り合えた喜びがヒシヒシと湧いております。     渋いオヤジ達の高度な騙し、探り合いが堪らんっ!

しかし、この映画はストーリー自体が複雑であることもさることながら、時代背景や人物関係、専門用語など分かりにくい要素も多く、初見ではついていけずそのまま就寝してしまう人も多いのではと思います。ポスターなどで一度目、あなたを欺く。二度目、真実が見える。と書いてある通り、何回も観なおすことで更に味がでてくる作品です。しかし、何度も観直せるほど暇じゃない方も多いだろうと思うので、簡単ではありますが登場人物と粗筋をまとめてみました。

 

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舞台は、東西冷戦真っただ中のイギリス。諜報機関MI6(通称:サーカス)とソ連の機関であるKGBは水面下で激しい情報戦を繰り広げていた。しかし、長年の作戦失敗や情報漏えいから、サーカス上層部の中にKGBの二重スパイ≪モグラ≫が潜んでいると、組織のリーダーであるコントロールは確信していた。

 

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サーカスのリーダー「コントロール」

 

コントロールが容疑者として挙げたのは5人、それぞれにコードネームを付けた。

 

 

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「ロイ・ブランド」 コードネーム:ソルジャー

上流ではなく労働者階級の出身だが、東側での現場仕事で多くのコネクションを得、流暢に多言語を操ることが出来るようになった。

 

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「トビー・エスタヘイス」コードネーム:プアマン(貧乏人)

ハンガリー人。サーカス内では「HEAD OF LAMPLIGHTERS」。「Lamplighters」とは、監視、配達、隠れ家の維持手配などをする部隊。お尋ね者だったが、コントロールにリクルートされたおかげで命を助けられた。しかし、組織のリーダーになりつつあるパーシー側に付いたので、コントロールの怒りを買っている。

 

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「ビル・ヘイドン」コードネーム:テイラー(仕立て屋)

吃音症の英国王。オックスフォードの卒業生。後に出てくるジム・プリドーと親友の仲。プリドーが有能なフィールドエージェントになると同時に、ヘイドンはサーカス上層部で尊敬され愛されるようになる

 

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「パーシー・アレリン」 コードネーム:ティンカー(鍵掛け屋)

サーカス内のポジションは「CIRCUS DIRECTOR OF OPERATIONS」。コントロールは彼に権限を持たせないようにしたかったが、コネと政治力でコントロールを蹴落としてチーフの座に座ることを狙っている。

 

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「ジョージ・スマイリ―」コードネーム:べガマン(乞食)

物語の主人公。コントロールの右腕的存在であったが、彼もまたコントロールの考えた容疑者のひとりであった。

 

 

このままでは自分の座が危ぶまれると、コントロールは極秘に作戦を開始する。その内容は西側に逃亡を望んでいるハンガリーの将軍に会い、亡命させること。どうやら将軍は≪モグラ≫に関する確かな情報を持っているようなのだ。コントロールは夜中にハンガリーIDを持った部下プリド―を呼び出し、作戦を独自に依頼した。「腐ったリンゴがある。取り除かねばならない。」

 

 

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「ジム・プリド―」

サーカスの一員。所属部署は「SCALPHUNTER」※スカルプハンターとは、サーカスの中でも特に汚い仕事を行う部隊。恐喝、強盗、誘拐、そして暗殺など。   上層部のビル・ヘイドンとは親友の仲。コントロール直々の命を受けて、ブタベストへ飛ぶ。

 

しかし、この極秘作戦の情報もなぜかロシア側に流れていた。待ち合わせ場所には敵の部隊が待ち構えており、逃亡しようとしたジムは背中を狙撃されてしまう。この極秘作戦の失敗はサーカス、そしてイギリス全体の信用を失墜させてしまう結果となり、責任を取る形でコントロールとスマイリ―が共にサーカスを去った。その後、一年も経たずにコントロールが病により無念の死を遂げる。(老衰?)

 

 

 

~コントロールとスマイリ―が辞職して一年後~ 

 

ジムの事件を受け、サーカス内は総入れ替え。パーシ―・アレリン率いる四人がコントロールの代わりに指導部で春を謳歌していた。彼らが何故政府に評価されているのかというと、「ウィッチクラフト情報」という謎のKGB内通者による深部ソースがあるからだった。(コントロールとスマイリ―は情報の正確性を疑っていたが、パーシ達が強引に話を進めている)。そんな時、ある男から政府の重役であるレイコン次官に一本の電話が入る。彼の名前はリッキー・タ―。あるロシア人女性を亡命させようとしていたが失敗し、行方不明になっていた男である。

 

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「リッキー・タ―」

SCALPHUNTERの一人。ピーター・ギラムの部下。この時点では、ギラムからの命令を受けてイスタンブールにいるはずだった。

 

リッキーは「サーカス内にソ連のスパイがいる!」とレイコン次官に告げ、身分の確認をしたいのであれば彼の上司であるピーター・ギラムだけに聞いてくれと懇願した。

 

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「ピーター・ギラム」

サーカスの一員で、HEAD OF SCALPHUNTERS。サーカスの内外で活動するスカルプハンター達の責任者。サーカスでは<プレイボーイ>と見られているが、実はそれがフェイクであることが後で明らかになる。

 

 

リッキーは、去年の11月に亡命を目論んでいるソ連の使節ボリスの監視でイスタンブールに潜伏していた。作戦は何事もなく終了したが、ボリスの妻であり使節団の一人でもあったイリーナから「サーカス内にモグラがいる」という驚くべき情報を入手する。

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「イリーナ」

ロシア使節団の一人。                           サーカス内にいる≪モグラ≫の情報と引き換えに亡命を望んでいた。

 

イリーナと恋仲になったリッキーは、サーカスに彼女の亡命依頼を打電すると、驚くべき速さでKGBが動き出した。ボリスは暗殺され、イリーナは昏睡状態のままソ連情報部へと連れていかれてしまった。リッキーは怒りと恐怖のなか、秘密裏にイギリスへ帰国する…。

 

事件を重くみたレイコン次官とピーター・ギラムは、サーカスを辞職したスマイリ―を非公式に召喚し「モグラ狩り」を始めるのだった。

 

 

 

参考にしたサイト

裏切りのサーカス/Tinker Tailor Soldier Spy scrapbook